ダイエットをする人たちの間で、ひそかに脂肪を落とす漢方薬に注目が集まっています。
テレビなどでも、脂肪を落とす漢方のCMがよく流れているのでご存知かもしれませんね。
脂肪を落とす漢方薬は体脂肪の分解、排出が期待できる薬です。
薬であるがゆえに、飲み方や副作用など体に害があるかも気になりますよね。
そこで脂肪を落とす漢方についてダイエットに使うメリットや効果、オススメの商品まで紹介いたします。
脂肪を落とす漢方とは?
漢方薬とは、生薬を混ぜ合わせて作る薬のことを言います。
脂肪を落とす漢方には、防風、大黄、甘草などの生薬が含まれていて、主に体の熱を取ったり、水分循環を整えてむくみを改善したり、便秘を改善する効果があるといわれています。
防風通聖散
脂肪を落とす効果が期待できる漢方薬で最も代表的なのが、「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」。
様々なメーカーから販売されていて、脂肪を落とす漢方薬の中では、薬局などで一番手に入りやすいものです。
九味半夏湯加減方
脂肪過多症(肥満症)に効果がある漢方薬が「九味半夏湯加減方(くみはんげとうかげんぽう)」。
薬局でも手に入ります。
防己黄耆湯
水太りでぽっちゃりしている人に効果があるのが「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」。
むくみがひどい方にオススメです。
大柴胡湯
ストレス太りに効果的なのが「大柴胡湯(だいさいことう)」。
胃炎や便秘、頭痛、神経症、肥満症に適しています。
脂肪を落とす漢方のダイエット効果について
漢方薬は一つの薬でも様々な症状に使うことができるという特徴があります。
それはダイエットの妨げとなっている体のバランスの崩れを改善するのが、漢方の基本的な考え方にあるからです。
ここでは、そんな漢方の色々なダイエット効果を紹介していきます。
新陳代謝を高める
脂肪を落とす漢方薬に含まれている生薬には、新陳代謝を高める効果のあるものが含まれています。
新陳代謝が低下すると、食事で摂取した糖質や脂質が分解されてもエネルギーとして消費されにくくなるんです。
そのため、体内に脂肪として残りやすくなってしまいます。
漢方薬によって代謝をアップすれば、運動効果も高まりダイエット効果が期待できるのです。
便秘改善
便秘はダイエットの大敵です。
脂肪を落とす漢方薬には便秘を改善する生薬が入っています。
スッキリ出せば、ポッコリお腹もなくなりますね。
冷えの改善
冷え性は血の流れが悪くなることで起こりますが、これも実は新陳代謝の低下が影響しています。
新陳代謝が低下すると細胞もなかなか新しく生みだされません。
古いままの血管だと収縮がうまくできなかったり、血の中の糖質や脂質が処理されずに血がドロドロになって、血の流れを悪くするんです。
体の機能が低下してエネルギーがうまく消費されないため体温が上がらないのも新陳代謝の低下の影響です。
これら全ては漢方で新陳代謝を活発にすることで改善できます。
脂肪を落とす漢方薬なら冷えも改善してくれて、ダイエットの効果に期待が持てます。
脂肪燃焼
脂肪を落とす漢方薬に脂肪を燃焼する効果があるわけではありません。
しかし体脂肪の分解と燃焼を促進させる成分により脂肪は消費しやすくなります。
また、漢方による体質改善で、新陳代謝・便秘・むくみ・冷えなどの症状を改善することにより脂肪が燃焼しやすくなるのです。
食欲を抑える
脂肪を落とす漢方薬には、食欲を抑える効果があります。
そのため、食事の量を自然に減らすことができ、ダイエットに効果があるのです。
むくみ改善
むくみは体内に余分な水分がたまることで起こります。
むくみを改善するためには水分の代謝をよくすることが必要になります。
脂肪を落とす漢方薬には、水分の代謝をよくする働きのある生薬が入っていることから、むくみの改善も期待できるのです。
脂肪を落とす漢方をダイエットに使うメリットは?
ダイエット目的ならば摂取したカロリーをカットするサプリなどがあります。
しかしあえてサプリではなく脂肪を落とす漢方薬を使ってダイエットをするメリットはどのようなことがあるのでしょうか。
副作用が起こりにくい
脂肪を落とす漢方薬は生薬でできています。
生薬とは自然物(草や木、鉱物など)を組み合わせて、それらの持つ力を利用しています。
自然物ということで、食品などと同じように体に負担をかけずに摂取でき、副作用などが起こりにくいのです。
体質改善効果が期待できる
漢方は基本的には体質を良い方に向かわせる薬です。
漢方薬は慢性的な症状を改善する効果があるので太りやすい症状(要因)が出にくい身体づくりを目指せます。
脂肪を落とす漢方の飲み方
脂肪を落とす漢方薬に限らず、漢方薬全般は特に指定がない限りは食前か食間に飲みます。
食間とは食事と食事の間のことで、朝食と昼食の間または昼食と夕食の間のことを言います。
漢方薬はぬるま湯に溶かして飲むのが効果的ですが、ぬるま湯に溶かすのが苦手なら水で飲んでもかまいません。
脂肪を落とす漢方を飲む注意点は?
脂肪を落とす漢方は、虚弱体質や胃腸が弱い方、多汗症の方は使用できません。
なぜなら、これらの漢方薬は効果の強い生薬が入っているため、発汗、胃の不快感、吐き気、腹痛、下痢などの症状が現れることがあるからです。
心臓疾患、高血圧、循環器疾患をお持ちの方は医師に相談してから使用しましょう。
また、妊娠の可能性がある方、妊娠中や授乳中の方も医師や薬剤師に相談して服用するようにしてください。
脂肪を落とす漢方の購入方法
脂肪を落とす漢方薬でダイエットしようと決めた方は、どこで買えるのか知りたいですよね。
漢方薬の購入方法を紹介します。
ドラッグストアで購入する
ドラッグストアでも脂肪を落とす漢方薬はたくさん売られています。
例えば防風通聖散なら、腹部に皮下脂肪が多くて便秘がちな人に適した漢方薬です。
ダイエット目的で使用する場合でも、ある程度細くて脂肪もあまりないような方には防風通聖散は効き目がありません。
せっかく漢方薬を購入しても、脂肪を落とす効果がなければ意味がありませんよね。
どれを買ったらいいか迷うと思いますので、薬剤師さんに相談して購入するといいですね。
通信販売で購入する
アマゾンや楽天などやメーカーの公式ホームページで購入することができます。
脂肪を落とす漢方薬は長期間飲み続けることで効果が現れます。
そのため、定期購入を勧めていて、初回は特別価格で購入できるショップも。
病院で処方してもらう
病院でも脂肪を落とす漢方薬を処方してもらえます。
内科、肥満外来、今では美容整形外科でも脂肪を落とす漢方薬を処方してくれます。
その際に「お腹に脂肪がたまりやすく、便秘気味」といえばいいでしょう。
ただし、どこの病院でも漢方薬を取り扱っているわけではありません。
事前に漢方薬を処方してもらえるか確認してから受診するといいですね。
脂肪を落とす漢方オススメ5選
比較的手に入りやすい脂肪を落とす漢方薬を集めてみました。
飲まれる際の参考にされてくださいね。
防風通聖散
出典:ツムラ
漢方といえば「ツムラ」。
そのツムラから販売されている漢方薬です。
便秘がちな方、肥満症、吹き出物がある方に効果があります。
希望小売価格 64包(32日分) 5,500円(税抜)
生漢煎
出典:アインズ&トルペ
1包あたりの量が少ないのに加え、飲みやすい味の漢方薬。
満量処方で効果が高く、添加物が少ないのが特徴です。
※満量処方とは医療用の漢方薬と同じ量の生薬が含まれているということです。
希望小売価格 90包(30日分) 7,800円(税抜)
ナイシトール
出典:小林製薬
「お腹の脂肪を落とす!」というCMでご存知のナイシトールは3種類ラインナップされています。
錠剤ですので粉薬が苦手な方でも飲みやすいですよ。
・ナイシトールZ
肥満症に悩んでいて、昔からお腹まわりの脂肪が落ちにくくなった方にピッタリ。
1日に服用する量で、防風通聖散エキス5.0g配合されています。
1日3回服用。
希望小売価格 420錠(28日分) 7,500円(税抜)
・ナイシトールG
お腹まわりの脂肪が気になる方にオススメ。
1日に服用する量で、防風通聖散エキス3.1g配合されています。
1日3回服用します。
希望小売価格 336錠(28日分) 5,200円(税抜)
・ナイシトール85
お腹の脂肪が気になる方で、昼間に薬を飲むのが難しい方にオススメ。
1日2回服用します。
希望小売価格 280錠(28日分) 4,500円(税抜)
コッコアポ
出典:クラシエ
ついつい食べ過ぎて太りやすい方や、便秘がちで太りやすい方に。
お腹まわりの余分な脂肪を減らします。
希望小売価格 312錠(26日分) 4,000円(税抜)
漢生爽楽
出典:漢方生薬研究所
1日2回の服用で飲みやすく、漢方薬初心者の方にオススメです。
2/3処方の漢方薬なので、満量処方より副作用の心配が少ないです。
希望小売価格 60包(30日分) 7,980円(税込み)
まとめ
ダイエットしてもなかなか落ちない脂肪。
そんなしつこい脂肪を運動なしで、漢方薬で落とすことができるなんてすばらしいですよね。
販売されている種類もたくさんありますので、あなたの体質に合ったものを選んで飲んでみてくださいね。
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