「バストケアはしっかりしていたのに、胸がしぼんでしわしわ」
出産&授乳を終えると誰もが経験するこの悲劇・・・。
あなただけではありませんので、とりあえず安心してください。
とは言っても、この現実は受け入れがたいですよね?
- 産後に胸がしぼむ原因
- 授乳中からできる胸をしぼませない対策
- 産後のバストアップ
この記事では主にこれらの内容で産後のバストケアについてわかりやすく紹介しています。
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産後の胸の悩み
卒乳をした後の女性にとっては、胸の大きさや形が崩れるのは切実な問題です。
これから先はご主人にしか見せない胸だとしても、少しでもキレイな形にしておきたいと思うのが女心というもの。
あなただけでなく、多くの女性が産後の胸について以下のような悩み・不満を感じています。
- バストの張りがない
- 胸が垂れる
- 胸がしぼんでしまった
- 乳首の色が黒ずむ
- 左右のサイズが違う
産後の胸がしぼむ原因
- 胸が膨らんだことによる皮膚の伸び
- 授乳
- 授乳中や育児の時の姿勢
- クーパー靭帯のダメージ
出産後に胸がしぼむ原因は主に4つあります。
誰にでもあるように思える産後の胸の衰えも、原因を知る事で予防できる事もあるのです。
まずは、原因を知り胸がしぼむ対策に役立ててはいかがでしょうか?
胸が膨らんだことによる皮膚の伸び
妊娠中から産後にかけて、女性の体の中では今まで経験した事がないほど多くの女性ホルモンが生成されます。
そのため、胸は豊かになり、大きくなった分だけ皮膚も伸びます。
胸の皮膚が伸びすぎて、妊娠線が出来てしまった人も少なくないでしょう。
それほど女性の胸は妊娠&出産により急激にサイズアップするものなのです。
ところが、卒乳を経て母乳の必要がなくなり、女性ホルモンの分泌も元に戻ったとしても皮膚の伸びはすぐには元には戻りません。
これが産後の胸のたるみの原因のひとつです。
授乳によるもの
胸がしぼむ原因の2つ目は授乳の方法にあります。
ほとんどの人は授乳をする時に赤ちゃんを膝に乗せ、その上に自分が覆いかぶさるような姿勢で授乳しているのではないでしょうか?
その時、赤ちゃんはバストの位置よりも下にいて、胸は毎日何時間も下に下にひっぱられ続ける事になります。
そのため胸が垂れ下がる事になってしまうのです。
姿勢による垂れ
授乳の時だけでなく、育児中は小さな赤ちゃんを相手にするので体を前かがみにして背中をまるめて作業する事が増えます。
そして、猫背や姿勢が悪い状態が続くと、胸に栄養が届かなくなってバストの張りを失ってしまいます。
さらに、この前屈の姿勢により胸の下垂を増長させる事になってしまいます。
クーパー靭帯が伸びる
胸を支えているのは胸の筋肉の他に、「クーパー靭帯(じんたい)」と言うものがあります。
筋肉は鍛える事が出来ますが、クーパー靭帯は伸びたり切れたりしてしまうと二度ともとに戻る事はありません。
産後に大きくなり重量も増えておっぱいを支えきれなくなったクーパー靭帯の破損により、胸をキレイな位置に支え続ける事が難しくなってしまうのも大きな原因です。
産後の胸のしぼみやすさは決まっている!?
よく、「胸が大きい人は垂れやすく、小さいと垂れない」と言うのを耳にします。
しかし、「実際にしぼみやすいかどうか」と元々の胸の大きさはそれほど関係はありません。
胸の大きさは「ラクトゲン受容体」という結合組織が、成長ホルモンを栄養として胸を大きくするよう脳に指示を出します。
受け皿がない状態で女性ホルモンや成長ホルモンが分泌されても効果を発揮しないので、バストアップにはラクトゲン受容体の量がある事が条件になります。
このラクトゲン受容体は人によって保有数が違うだけでなく、作られる年齢にも大きなバラつきがあります。
一般的に若い人の方が分泌されやすく、思春期に胸が大きくなるのは、このラクトゲン受容体が分泌されているからと考えられています。
その後、「胸の成長が止まる」「緩やかになる」のはラクトゲン受容体の分泌が減少に転じたという事になります。
出産時の年齢が若く、まだラクトゲン受容体が生成されているうちに卒乳すれば、その後また胸にハリやツヤは戻りやすいと言う事になります。
逆に、ラクトゲン受容体の分泌が止まってしまっていれば、残念ながら胸はしぼみやすいという事にもなるのです。
完ミ(完全ミルク)だと胸が垂れない?
結論から言うと、母乳でも完全ミルクでも胸のしぼみやすさはそれほど違いはありません。
その事は、前述の胸のしぼみやすさは決まっているというお話からもわかると思います。
母乳とミルクのどちらが良いかと言う話は別にして、「授乳をすると胸がしぼむ」と思い込んでいてミルクにしようか悩むママもいるようです。
余談ですが、これは都市伝説のように流れてくる「タレントの○○さんは胸の形を気にしてミルクにしている」という噂話が発端なのではないでしょうか。
タレントは顔を出さないと世間から忘れられてしまうので、出来るだけ早く職場復帰をしたい人も多いでしょう。
その場合、母乳育児よりもミルクの方が他の人に預けやすいというメリットはありますが・・・。
乳首の色や形の変化は自然に戻る
授乳後に胸が垂れるだけでなく、乳首の色や形についても心配ですよね。
でも、思い返してみてください。
妊娠中にすでに乳首の色は黒くなっていませんでしたか?
それは妊娠したことによる女性ホルモンの影響ですので、卒乳後に色は自然に戻ってきます。
乳首の形も伸びてきますが、ほとんどの人は1年もたつと前とほとんど同じくらいに戻る事が多いのです。
この事からも、母乳だから形が悪くなると言うのはあまり心配する必要が無い事がおわかりいただけるのではないでしょうか。
母乳か完全ミルクかで悩むよりも、大きくなった胸が元の大きさに戻った時に、ハリや形をいかにして取り戻すかという事に心を砕いた方が良いのではないでしょうか。
授乳中から出来る胸をしぼませない対策
授乳中の人は、授乳の方法を工夫することで胸がしぼむのを予防できます。
「アレルギーで食べ物もあまり選べない」「産後はつらくて体を動かす事も出来ない」というママさんも、授乳の工夫なら出来る事もありますね。
こまめな授乳で胸がしぼむのを防ぐ
赤ちゃんにおっぱいをあげる時は多くの人が自分の利き腕に赤ちゃんの頭を乗せて、同じ胸から授乳を始める習慣ができていると思います。
そして、赤ちゃんも最初はお腹が空いていますからたくさん母乳を飲みます。
その後、胸を途中で変えても後から飲む方は量も少なくなり、胸によって残った母乳の量に差がでます。
つまり、毎回同じ胸から授乳をはじめることは、「産後に左右の胸の大きさやハリに違いが出る」原因にもなってしまいます。
できれば、意識して交互に逆の方向から授乳することをおすすめします。
また、授乳の間隔もできるだけこまめにあげるようにすると、母乳で胸がパンパンに貼って皮膚が伸びてしまうという事も防げます。
産後に効果的なバストアップ方法
授乳中はバストアップサプリなど母乳に影響を与えることは一切出来ませんが、卒乳後はできるバストケアの種類が一気に増えます。
ここからは産後にできるバストアップ方法、さらに授乳中でも育児の合間にできる方法なども紹介していきます。
産後のブラジャー選び
授乳を続けているママさんにとっては、まず乳腺の邪魔をしない授乳用のブラジャーを選ぶ事が先決です。
赤ちゃんの栄養だけでなく、乳腺のつまりによって乳腺炎などの病気の心配もあるからです。
乳腺炎もひどくなると外科的手術が必要になる場合があり、胸のハリやたるみどころではなく、自分の胸に傷を付けてしまう事にもなりかねません。
赤ちゃんのためだけでなく、自分の胸のためにも授乳期間に適した授乳ブラを付ける事を心がけてください。
産後のブラジャーの付け方
授乳用ブラジャーと言えども、正しい付け方をする事で胸のホールド力が変わってきますし、胸の肉がワキや背中に流れるのを抑えられます。
まずは、きちんと今の胸の大きさに合わせた授乳用のブラジャーを用意しましょう。
産後でもブラジャーの付け方は通常のブラジャーと一緒で、少し前かがみで肉をカップに集めるようにして装着します。
ホールド力が高い授乳ブラの場合は、手で脇や背中から肉を集めてカップに収めるようにすると更に効果的ですね。
基本は、一般的なブラジャーの付け方と同じと考えて良いでしょう。
ナイトブラへ早めに移行する
授乳が落ち着いてきて、夜中におっぱいをあげる事が無くなってきたら、夜はナイトブラに切り替えましょう。
寝ている時のバストの位置は昼とはまったく違い、横向きで眠れば横に傾き、仰向けならばワキに流れやすくなります。
その胸の動きを出来るだけ正しい位置にキープしてくれる働きを持つのがナイトブラです。
最近のナイトブラは育乳効果が高く、脇や背中に流れてしまったお肉をバストに戻して固定させるという高機能なものが増えています。
もちろん、卒乳後に垂れた胸や、離れてしまった胸をキレイな形に戻す効果もありますので早めにナイトブラを導入することを強くおすすめします。
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産後に効果的なバストマッサージ
母親学級や病院での助産婦さんの指導で、おっぱいを出すためのマッサージなどを受けていると思います。
授乳中はそんなおっぱいマッサージの他に、リンパの流れを良くし、胸の筋肉を動かすマッサージも痛くない程度に加えると良いでしょう。
- 最初は胸から少し離れた鎖骨のリンパを流すように、クルクルと小さな円を描いて指を動かします。
- 左右の胸を片方ずつ、ワキから中心に向かって胸を押し上げます。この時も乳腺を傷つけないよう強く押しすぎず、痛くないよう行ってください。左右交互に行います。
- 最後に両手を胸の下に当て、胸の下から持ち上げるように中心に向かってなであげます。2と3を10回ずつ行います。
関連記事 胸を大きくするマッサージについて詳しく紹介したこちらの記事もおすすめです。

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クーパー靭帯の負担を減らす筋トレ
胸が垂れてしまう原因の一つにクーパー靭帯の損傷があるとお話しましたが、このクーパー靭帯に少しでも負荷をかけないよう大胸筋を鍛えるのも効果的です。
妊娠中に運動不足を感じていた人は、特に胸だけでも筋力が衰えないよう無理のない範囲で大胸筋の筋トレをおすすめします。
胸の筋トレは、両手を胸の前で拝むように合わせ、ギュッと力を入れる「合掌のポーズ」が良いでしょう。
他には、腕立て伏せも毎日少しずつでも続けると大胸筋のトレーニングになります。
バストアップに効果的な食べ物
授乳中は母乳を作るために、たくさんの栄養が使われています。
食事の量をたくさん食べるのも大事とされていますが、急に食べる量を増やしたり出来ない人もいますね。
そんな人は、バストアップやおっぱいの出を良くする食べ物を中心に食事を摂ってみてはいかがでしょうか?
イソフラボンで女性ホルモン補給
昔の女性は、「授乳期間中は呉汁(ごじる)を飲め」と言われたそうです。
呉汁とは大豆をふやかしてドロドロにした汁の事です。
大豆には女性ホルモンを活性化させるイソフラボンが多く含まれていて、母乳の出を良くするだけでなく、胸をキレイにしてくれる働きもあります。
ボロンでエストロゲンの分泌を強化
ボロンとは女性ホルモンの一種であるエストロゲンを分泌させる働きのある栄養です。
- キャベツ
- りんご
- 海藻類
- レーズン
- ナッツ類
ボロンは熱に弱いので、サラダなどで摂取すると良いでしょう。
そんなに大量に摂る必要はありませんので、少しずつ毎日摂取するよう心がけると良いですね。
たんぱく質でバストアップ
出産&授乳で「髪が抜け落ちた」「爪が割れるようになった」「肌がボロボロになった」という話をよく耳にします。
これは母乳を作るために、体の中のたんぱく質を多く使われてしまう事に原因があります。
たんぱく質はバストアップに直接関係ないように思われがちですが、女性ホルモンの分泌を促すという大切な役目があります。
したがって体内にタンパク質が不足していると、女性ホルモンが十分に分泌されないためバストアップも叶わないという事になります。
鶏肉や乳製品、タマゴや大豆などのたんぱく質を、植物性と動物性でバランスよく摂取する事がとても大切です。
産後にこそ効果が出やすいバストアップサプリ
母乳をやめてミルクだけになったり、完全に離乳食とフォローアップミルクに移行したママにはバストアップサプリもおすすめします。
今まで食事でしか摂取できなかった成分を、サプリによって効果的に摂取できるようになるからです。
「妊娠前はバストアップサプリを飲んでいた」という人も、産後再開する時は少なめの量から徐々に元の量に増やしていくと良いでしょう。
まとめ
産後・卒乳後の胸がしぼむのを防ぐ方法について調べてみました。
出産経験のある女性なら、誰しも悩む胸の形やサイズの悩みですが、少しの努力で垂れや形が変わってしまう事が防げる事がわかりましたね。
「子供を産んだから胸の形がくずれるのは仕方ない」と諦めずに、出来る事を少しでもやってみてはいかがでしょうか?
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