「最近、白髪が目立ってきた!」
あなたはそんな悩みを持っていませんか?
まだ白髪が生えるには早い年齢と思っていたのに…。
白髪が目立ってくると、急に老け込んだ気分になるし、とてつもなくショックに感じます。
年齢を重ねていくうちに誰でも白髪は増えていくものです。
しかし髪の毛が黒々としていた方が若々しく見えるので白髪はできるだけ目立たないようにしたいですよね。
そこで今回は、白髪が生える原因や白髪を予防したり目立たなくしたりする方法などについてまとめてみました。
女性の白髪が生え始める平均年齢
白髪が生え始める年齢は人によってかなり差があり、10代や20代で白髪が生え始める人もいれば、「40歳過ぎても白髪が1本もない」という人もいます。
遺伝要素もあるので、一概に「何歳ごろから生え始める」とは言えません。
しかし日本人女性の平均としてはだいたい「35歳」くらいから白髪が生え始めるのだそうです。
白髪が生えるメカニズム
そもそも日本人の髪の毛がなぜ黒く見えるのかというと、髪の毛にメラニン色素がまんべんなく点在しているからなんです。
人間の細胞核にあるDNAは紫外線に弱いので、メラニン色素が頭皮の細胞を日光から守ってくれています。
毛のメラニン色素は、毛を作り出す毛母細胞の隣にあるメラノサイトで作られています。
しかし加齢や病気でメラノサイトが減少するとメラニン色素の生成量も減るので、白髪になってしまうのです。
白髪が生える原因
白髪が生えるメカニズムは上記のとおりですが、白髪が生える(メラノサイトが減少してしまう)原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
加齢
白髪の原因として真っ先に思いつくのが加齢ですよね。
年齢を重ねることにより、メラニン色素を作るのに必要なチロシナーゼという酵素が作られなくなってしまいます。
そうすると、メラノサイトの働きも悪くなってしまい、メラニン色素ができなくなるので白髪になってしまうのです。
遺伝
薄毛や天然パーマなどの髪質は遺伝の影響を受けやすいとされており、白髪も同じだと言えます。
もしあなたの親や祖父母が比較的早く白髪が生え始めているなら、あなた自身も早い年齢で白髪が生えてしまう可能性が高いです。
ストレス
「強い衝撃があって一晩で髪の毛が真っ白になってしまった・・・」
なんて話、聞いたことありませんか?
実際には根元から新しく生えてくる髪の毛の色素が抜けることで白髪になります。
すでに生えている髪の毛がいきなり白くなってしまうようなことはありません。
しかし、ストレスを感じることで血行不良になり、髪の毛に栄養が届かないため白髪になるということは起こります。
ストレスも白髪の原因であることに間違いはないのです。
栄養不足
メラノサイトが活発に働くためにはミネラル・アミノ酸・ビタミンなどの栄養素が欠かせません。
これらの栄養素が足りなくなると、機能が低下してメラニン色素が不足するので白髪になってしまいます。
また、ビタミン・ミネラル・良質なタンパク質などが不足することで内臓の働きが衰えると血流量が減ります。
血流量が不足すると栄養が届かなくなるので、メラノサイトの機能が低下してしまうのです。
そもそも栄養は生命維持に必要な部分から優先して届くので、髪の毛や肌は後回しになってしまいます。
だから、栄養が足りないとまず肌や髪の毛のトラブルが起こってしまうのです。
病気
短期間で白髪が急増した場合は病気が原因かもしれません。
例えば胃腸疾患があると栄養をしっかり吸収できず、メラノサイトに栄養が行き届かなくて白髪になってしまうことがあります。
他にも、円形脱毛症の後や貧血、甲状腺疾患、マラリア、白斑などの病気も白髪の原因として挙げられます。
紫外線
紫外線は細胞のDNAを損傷させる原因の一つだと言われています。
紫外線の浴びすぎで頭皮がダメージを受けると、メラノサイトが悪影響を受けてメラニン色素を作れなくなり、白髪になってしまう可能性があるのです。
女性特有の問題
ホルモンバランスの乱れなど、女性ならではの悩みも白髪の原因の一つです。
生理不順がある・生理痛がきついなどの症状がある人は特に注意した方が良いでしょう。
また、妊娠・出産も白髪が生える原因になります。
つわりで食事が満足に取れない時でもお腹の赤ちゃんには栄養を送らなくてはいけません。
そのため髪にまで栄養が行き届かなくなってしまうのです。
白髪を増やさない方法・予防する方法
加齢による白髪を完全に予防するのは不可能ですし、その他の原因も複雑に絡んでくるので白髪の予防は大変難しいことです。
しかし、上記の原因を取り除いたり、対策をしたりすることで白髪を増やさないようにできる可能性はあります。
血行を良くする
頭皮が固くなると血行不良につながり、せっかくの栄養がメラノサイトに届きにくくなってしまいます。
目を酷使したり、スマホの見すぎで無表情になっていたりすることが多い人は、顔の表情筋がこわばって頭皮が固くなってしまっていることもあるのだとか。
思い当たる節がある人は、育毛剤を使って指の腹でマッサージしてあげると良いですよ。
また、同じ姿勢を長い時間続けないことも頭皮を柔らかくするのには大切なことです。
生活習慣を整える
睡眠不足や食生活の乱れやストレスは体全体の不調を招き、白髪にもつながってしまいます。
また、運動不足は血行が悪くなるので、これまた白髪の原因となります。
そこで
- 毎日しっかりと眠る(できれば、早寝早起きがベスト)
- 栄養バランスの取れた食事を心がける
- ストレスを上手に発散する方法を考えてみる
これらのことに気をつけるだけで、十分白髪対策になるのです。
タバコは厳禁
タバコのニコチンは血管収縮作用があるので、タバコを吸っていると血流が悪くなります。
先程も書いたように、血行不良は白髪の原因になるので、喫煙も白髪には良くないのです。
たばこを吸う人は非喫煙者のなんと4倍も白髪になりやすいのだとか。
白髪になる年齢を早めたくないのであれば、迷わず禁煙しましょう。
白髪予防専用のシャンプーを使う
いつも何気なく選んでいるシャンプーが白髪の原因になっていることもありえます。
白髪を見つけてからでも遅くはないです。
頭皮ケアができるシャンプーや育毛シャンプーに切り替えることをオススメします。
白髪を目立たなくする方法
白髪を増やさない方法を試してもすぐに白髪が無くなるわけではありませんし、あまり効果が出ないケースもあります。
そこで、「それほど多くはない白髪を目立たなくする方法」についてまとめてみました。
カラーリング
髪をかき分けて数本の白髪が見つかる程度であれば、白髪染めではない普通のカラーリングで明るめの色に染めるだけで白髪が目立たなくなります。
白髪が増えてきたら髪全体にメッシュを入れて、奥行きを出すと良いでしょう。
まとめ髪にする
数本の白髪であれば、髪の毛をまとめてしまうことで表面に出ないようにすれば目立たなくすることができます。
どうしても表面に出てしまう白髪は、髪をまとめた後にヘアマスカラで塗っておくとより目立たなくなりますよ。
白髪を根元からカットする
白髪を根元ギリギリでカットすれば、頭皮にダメージを与えずに白髪だけをなくすことができます。
ただし、伸びてくるとピンと立ち上がってしまうのでかえって目立ってしまうというデメリットもあります。
白髪を根元からカットした後は、こまめにチェックして伸びてきたらまた根元から切るようにしましょう。
白髪を抜く
手っ取り早く白髪をなくすことができますがおススメはできません。
無理に抜くことで毛根を傷つけてしまい、次に生えてくる髪が細くなることも。
最悪、二度と髪が生えてこなくなることもあります。
また、「白髪は抜くと増える」というのはウソ。
しかし抜いた白髪の毛穴に次に生えてくる毛も白髪である可能性が高いです。
白髪染めの種類とそれぞれのメリット・デメリット
白髪が多くないうちは「白髪を目立たせない方法」で乗り切ることもできますが、白髪が増えるにつれて限界がきます。
そうなったら、「白髪染め」で染めることを考える人もいるでしょう。
一言に「白髪染め」とは言っても様々な種類があるので、それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめてみました。
カラースプレー
一時的に髪の毛を黒くすることができるスプレーなので、白髪染め後に髪の毛が伸びてきて生え際の白さが気になる時に便利です。
髪に負担がかからないのがメリットですが、シャンプーで簡単に洗い流すことができるという特性上、色落ちしやすいというデメリットがあります。
ヘアマニキュア
髪の表面のタンパク質と酸性の染料を結びつけることで髪の毛を染めます。
色素が髪の毛の奥まで浸透しないのでダメージが比較的少ないのがメリットです。
ただし、髪の毛を洗ううちに3週間程度で色落ちしてしまったり、染めた直後は色落ちしやすく洋服などに色移りしてしまったりといったデメリットがあります。
ヘアカラー
化学変化で染料を髪の毛の内部にまで定着させます。
髪の毛全体がムラなく染まり、色持ちが良いという点がメリットです。
一方で、髪の毛への負担が大きいので、繰り返して染めているとキューティクルが剥がれて髪がパサついてしまうというデメリットがあります。
ヘアカラートリートメント
ヘアマニキュアよりも染料の濃度を薄くしたもので、「白髪を目立たなくする」というコンセプトのもと開発されました。
髪の毛を保湿しながら少しずつ染めていくので、ダメージが少ないというメリットがあります。
一方で即効性がない、使用を止めると色が落ちてしまうという点がデメリットです。
まとめ
いかがでしたか?
「白髪が生えてきてしまった・・・」
と諦めるのではなく、すぐさま対策をとって若々しく見えるようにしたいものですね。
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