元彼に貸したお金は返してほしいけれど、別れた後でしつこく催促するのも気が引けてしまいます。
その結果、返してもらえずにいつまでも待ってしまっていませんか?
たしかに、待っていて返してくれるのなら良いのですが、本当に返す気があるのなら、すぐに返しているはずなのです。
すぐに返さないということは、返す気がない、あるいは、返済の優先順位が低くなっていると思って良いでしょう。
このように返す気のない元彼を相手にお金を取り戻すには、いろんな角度からアプローチする必要があります。
ここでは、元彼に貸したお金を返してもらうために女性が取れる方法を集めました。
簡単にできるメールを使った方法から法的措置まで、状況に合わせて選べる方法を集めています。
元彼とのお金のトラブルを引きずっているのはつらいものです。
心だけでなくお金の貸し借りも清算して早くスッキリしたいですよね。
ぜひこの記事を参考に問題を解決してください。
元彼に貸したお金を返してもらう方法5つ
丁寧に頼む
貸したお金が戻ってこない場合、元彼は単に忘れているだけかもしれません。
あるいは、別れた彼女には返さなくて良いと都合よく解釈しているのかも。
出発点が食い違っていると泥沼になってしまう可能性があるので、最初に問題点をはっきりさせておきましょう。
まずは、あなたが返金してほしいと思っていることをはっきり伝え、返金してほしいと頼みます。
借用書がある場合は、もう一度2人で確認します。
単に忘れていただけ、返さなくて良いと思っていただけであれば、丁寧に頼むだけでも返金に応じてくれるはずですから、勇気を出して一度話し合ってみましょう。
返済計画を立てる
返そうと思っているけどお金が回らないという人もいます。
彼女からお金を借りるくらいですから、もともとお金の管理が苦手なのかもしれません。
そういう場合は、返済計画を一緒に立てましょう。
1回で満額の返済は無理でも、毎月少しずつ、あるいは数回に分けてであれば返済できる見込みが高まります。
お互いに無理のない返済計画をきっちり立て、後は確実に返済してもらうように折々に声を掛け、責任をまっとうしてもらいます。

物と交換する
どうしても返金に応じてもらえない場合、持ち物をもらうという方法もあります。
貸した金額に見合う持ち物に当たりをつけて頼んでみましょう。
バッグや時計などは女物でなくても構いません。
元彼の持ち物をもらって換金しても良いですし、自分で使えるものであれば有効に使いましょう。
兄弟や親に返金を迫る
元彼に近い人たちに事情を説明し、返金してもらう方法です。
交際していた時に親兄弟の連絡先を知っていれば、直接連絡を取ってみます。
まずは、事情を丁寧に説明して、親兄弟から元彼に説得してもらうように頼みます。
この時に、自分がすでに手を尽くしていること、返済してもらわないと困るということをできるだけ丁寧かつ明確に伝えます。
言いにくい内容ではありますが、すでにいろいろと努力して、それでも返済されない状況なのですから、自分の立場をしっかりと伝えるようにしましょう。
ただし、失礼にはならないように注意したいものです。
これで親兄弟から説得してもらうことができて、うまく解決すれば良いですが、それでも返済されない場合は次の段階へ進みます。
心苦しいですが、親兄弟に肩代わりして返金してもらうように頼みましょう。
迷惑をこうむっていることを改めて伝え、納得して返済してもらいます。
逆にお金を借りて相殺する
元彼が返金してくれない場合、逆にあなたが元彼にお金を借りて相殺してもらう方法もあります。
以前に10万円貸したのであれば、10万円を貸してもらって関係を終わりにします。
借りたことをはっきりと認めず、返したくない人でも、あなたが借りるのであればお金を出してくれるかもしれません。
これは、あなたが以前貸して返金されないお金と同額なので、返さなくても良いということになります。
少々こじつけの感もありますが、苦肉の策として利用してみて下さい。
その他
諦める
貸したお金は戻ってこないものと諦めて、何もしないというのも1つの方法です。
諦めても惜しくない金額で、別れた後でもめたくないということであれば、無理に話し合ったり頼んだりしないで、きっぱり諦めるのも良いでしょう。
親しい人でもお金の貸し借りは嫌な気持ちを後まで引きずることになります。
そんな勉強代になったと思って前向きにとらえることができれば良いですね。
法的措置を取る場合
法的手段に訴える
諦められない金額の場合は法的手段に訴える方法が残されています。
住所が分かっていれば、内容証明郵便を配達証明つきで送ります。
書類の内容は、いつまでに支払ってくれなければ法的措置を取るということを伝える内容になります。
この時に、弁護士や行政書士に相談し、法的に効力のある形式の文書を作ると最強ですね。
裁判を起こすということではなくても、公証人役場で公正証書を作成してもらい、返済計画にのっとって完済してもらうという方法もあります。
公正証書にも差し押さえ(強制執行)の効力がありますので、効果は高いと思います。
裁判を起こす場合、60万円以下であれば少額訴訟という方法もありますし、本格的な裁判でも、借用書ややり取りの証拠があれば勝訴できる見込みは高くなります。
ただし、その結果、元彼の給与の差し押さえなど厳しい手段を講じることになるので、そこまでしたくないという場合は、次のような方法はいかがでしょうか。
法的措置を取るつもりがあることを説明し、いつまでに返さなかったら公証人役場に行く、その同意も得られないのなら簡易裁判所に訴えるというふうに、返済しない場合の法的措置を説明します。
実際によくあることなのですが、その手順を知るだけでも、あなたが本気であることを感じ取り、元彼は返済しておこうという気持ちになるはずです。
元彼と連絡が取れる状況であれば、淡々と説明し、期限を区切って次の行動を起こしていくと効き目があります。
専門機関に相談する
法的措置を取る前に、専門機関に相談するのも有効です。
市役所の無料相談も定期的に行われているところが多いですし、ネット相談もあります。
専門家としては弁護士が信頼できますが、弁護士は敷居が高い場合は司法書士でも相談できます。
自分一人で抱え込んでいるよりも、専門家に相談した方が次に取るべき手段を教えてもらえます。
また、豊富な経験をもとに、返済をうながすきっかけなども教えてもらえるかもしれません。
専門家に相談するのは気が思いかもしれませんが、元彼のことでいつまでも悩んでいるよりも、早く解決して次のステップに進めたほうが良いですから、早めにいちど相談してみましょう。
借用書がなくても返してもらえるの?
ところで、交際中は相手を信用し、借用書なしで貸していることもよくあります。
その場合は、返済を迫ることはできないのでしょうか?
じつは、そうではありません。
送金や振込の記録が残っていれば、法的にも証拠として扱ってもらうことができます。
また、迷惑料や慰謝料のような形で請求できる場合もあるので、最初から諦めてしまわず方法を探しましょう。
まとめ
今回は、元彼に貸したお金を返金してもらう方法をピックアップしました。
大金を貸している場合は、本当に困りますよね。
別れてしまうと連絡も取りにくくなり、話し合おうと思ってもこじれてしまうことも。
お金は貸さないほうが良いのですが、貸してしまった場合はこういうトラブルも起こり得るものです。
その場合は、手順を踏んで返金へ向けて行動しましょう。
現状をお互いに理解したうえで、返金してほしいことを分かってもらい、どうしたら返金できるかを話し合えれば第一関門は突破です。
後は、確実に返済してもらえるよう、適宜催促をしながら完済まで支払いを続けてもらいます。
万が一、返済の意思がない場合は、家族や弁護士の力を借りるか、諦めるかということになりますが、そうなる前に穏便に解決したいものですよね。
この記事を参考にして、お金の悩みが早く解決することを願っています。
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